第15期事業報告

特定非営利活動法人 情報セキュリティ研究所


1.サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム

昨年に引き続き、第20回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウムおよび第11回情報危機管理コンテストを平成28年5月19日~21日の3日間、Big・Uとホテルシーモアにて開催し、盛況のうち無事終了した。

2.コンサルティング事業

  • 芦屋市
    情報システムやネットワークの構築等の企画立案、情報システムやネットワークについての整備・更新の支援等業務を行った。
  • 芦屋市
    情報セキュリティ強化対策事業支援業務を行った。
  • 和歌山大学
    和歌山大学の情報セキュリティポリシーに基づき、組織が保有する情報資産の調査及びヒヤリングを実施し、「情報セキュリティポリシー」の監査や情報セキュリティに関する研修・訓練等に係る支援業務を行った。
  • 高野町
    番号制度対応アドバイザー業務を行った。

3.啓蒙教育研修事業

  • 和歌山県自治体セキュリティ対策協議会
    希望した自治体に対して、職員向け情報セキュリティ研修や、マイナンバー制度対応研修を行った。
  • さいぱと君出前講座
    和歌山県内の小中高等学校の生徒・保護者・教職員を対象に、出前講座を行った。実施件数は、今期は合計33件であった。また、27年度から開始した和歌山県でのトラブル事例や、日本、世界で起こっているスマホなどによるネットワーク利用上の問題、安全な使い方など、身近なニュース等を無償で定期的にメール配信する「さいぱと君ニュース」を今期も実施した。

4.構築・運営に関する事業

  • 和歌山県自治体セキュリティ対策協議会
    日高川町内の小・中学校に対し、ハードウェア及びソフトウェアの監視及び運用指導、情報セキュリティ対策の推進などの情報教育システムサポート業務を行った。

5.企画・研究事業

  • LINEによる相談事業
    マスコット「さいぱと君」を使って、LINE上でネットワーク上のトラブル相談や情報発信を実施した。27年度は文部科学省いじめ対策等生徒指導推進事業で「「LINEによるトラブル相談の実施」として採択され、28年度は年賀寄付金配分事業に申請し「子どもたちの情報リテラシーをはぐくむためのサイバー探偵団子ども塾」として採択され現在、事業を継続している。
  • サイバー探偵団子ども塾
    28年度の年賀寄付金配分事業に申請し「子どもたちの情報リテラシーをはぐくむためのサイバー探偵団子ども塾」として採択され現在、事業を継続している。第1 回のテーマは、「親子で学ぼう!ネットトラブルってどんなの?」で8月に実施した。
  • 消防災害活動用マルチコプター開発事業
    田辺市消防本部の協力を得て、消防活動用として、災害時の被災者への救援用ライフジャケットの運搬などの機能を持った、マルチコプターの開発研究を実施している。他県の消防本部からも、マルチコプターの導入を検討しているのだが、という問い合わせが入っており、マルチコプターの研究開発事業として、実施することができればと期待している。

6.その他

  • ドローン利活用研究会
    地方自治体の課題やニーズに対して、便利に、そして安全に利用するための仕組みについて研究、議論、報告をする場として、研究会を立ち上げ第1 回のテーマは「消防活用ドローン」で、消防庁からも講師を招き、10 月29 日にBig・Uで開催した。