第10期事業報告

特定非営利活動法人 情報セキュリティ研究所


1.サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム等の開催支援事業

本年も、5月23日~25日に渡ってBig・Uとホテルシーモアにて開催し、地震の影響が心配されたが、無事盛況のうちに終了した。

2.情報セキュリティに関するコンサルティング事業

大学内で、教職員が情報を安全に管理できるよう側面的な支援活動を中心として、研修の開催や各部局での実施状況ヒアリング、実施手順書説明会等で様々な支援作業を行った。
県内外の市町村に対し、ITアドバイザー業務に加え基幹系と情報系の更新・検討支援を実施した。

3.情報セキュリティに関する啓蒙、教育および研修事業

自治体セキュリティ対策協議会から受託した自治体への職員研修の実施。和歌山県教育委員会委託事業「ねっと安全わかやま事業」の実施。和歌山県警委託事業「サイバーパトロール事業」の実施。

riis02riis03

4.情報システムの構築・運営に関する事業

自治体セキュリティ対策協議会から受託した小中学校教育システムサポート業務。
総務省委託事業「地域ICT利活用広域事業」の実施。総務省の「地域ICT利活用広域事業」に対して、田辺市とみなべ町の推薦を得て、「シニア見守り事業」として受託した。23年度も継続申請したが、受託されなかった。

5.情報セキュリティに関わる企画、研究事業

農水省の委託研究「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」の実施。8期に兵庫県立大らと連携し農水省からの研究事業として採用され、本年度で最終の3年目を迎えた。1年目は檻の開発、2年目は現地試験の実施、3年目は試作品の改良などである。この研究におけるRIISの成果として、ガスボンベを使った「小型落下装置」の特許出願を行った。

6.その他

  • ふるさと雇用再生特別基金活用事業
    和歌山県が公募した標記提案事業に、ICTを活用した「巡回配送による買い物支援サービス」という事業を提案したが、不採用となった。
  • 和歌山県新しい公共支援事業
    平成23年度にNPO法人制度が改正されたことに伴って、NPO活動に関わる活動基盤の整備を図るため、寄付金募集、有志円滑化、情報発信の強化、認定NPO法人化などの支援を受ける支援対象団体に選定され、専門家の派遣などによる個別支援を受けることとなった。